コンクリートについて

そもそもコンクリートって何?

そもそもコンクリートって何?

「コンクリート」といえば、建物の外壁や基礎に使われているものなど、さまざまなものをイメージされると思います。コンクリート自体をイメージできても、何からできていて、どうして固まるのかご存知の方は少ないのではないでしょうか? もしかしたら、コンクリートは「生コン」と呼ばれる固まる前のやわらかな状態から硬化したものだとご存知ない方もいらっしゃるのかもしれませんね。

様々な場所で使われるコンクリート

様々な場所で使われるコンクリート

コンクリートは、主に鉄筋と組み合わせて柱や梁などの構造物を建てる際に使われます。

・マンションやオフィスビル、学校、病院の外壁など

・野球場やサッカー場、陸上競技場の基礎など

・橋、高速道路、トンネル、ダム、防波堤など

・テトラポット、コンクリートブロックなど

コンクリートの材料

コンクリートは、セメント・砂・砂利(骨材)・水を混ぜて製造し、硬化したものです。なお、セメントと水の比率を調整することで、様々な強度が得られます。

コンクリートの調整役「水」

【コンクリートの調整役「水」】

コンクリート(生コン)を製造するうえで重要なのが、材料の割合と水の品質。品質によって固まるまでの時間や強度、施工性などの性能への影響が考えられるため、水質検査などを実施しなければならないケースもあります。

そのまま使用可能 上水道水
水質検査が必要 河川水、地下水(井戸水)、工業用水、回収水
使用不可 海水

コンクリートが固まるわけ

「水分が蒸発して乾燥することで硬化する」と思われがちですが、実はそうではありません。セメントと水が、化学反応を起こすことで固まるのです。これを「水和反応」といい、そこで生まれた水和物が砂や砂利などの各材料を結びつけることによりコンクリートは硬化します。

一般的には、24時間後にある程度硬化し(初期硬化)、十分な強度を発現するまでには通常1ヶ月程度かかります。また、寿命は調合やメンテナンスによっては100年以上のものを造ることが可能だともいわれています。

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